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03 March 2019

メルボルン観光案内(2)




ビクトリア国立美術館 (NGV)
https://www.ngv.vic.gov.au

オーストラリアで最も歴史の古いビクトリア国立美術館(NGV)は訪問者の数からいってもオーストラリアでは最大で、人気のある美術館です。

NGVはNGVインターナショナルとNGV オーストラリアと2つあり、それぞれの建物に分けられています。館内はオーストラリアと世界中のアーテイストの作品が収集され、現代アートも含み膨大な美術品を常設しております。そのほか、特殊なアーテイストの特別な展覧会、ファッション・モード展、建築展、音声・パフォーマンスアートなども実施しております。

NGVは1861年に創設されました。今日まで収集されている7万点あまりの膨大なコレクションは、この地域の芸術の宝庫で数千年にわたる世界歴史の中で生まれた見ごたえのある芸術作品です。

どうぞ展示作品やイヴェントを楽しんで下さい。
NGVインターナショナルは180 セイント・キルダ通り、メルボルンにあり、ヨーロッパ、アジア、アメリカやオセアニアからの美術のコレクションを所蔵しております。
NGVオーストラリアはフェデレーション・スクエアにあり、先住民であるアボリジニのアートも含むオーストラリア美術のコレクションを所蔵しております。

両方の美術館の会館時間: 10:00AM -5:00PM

観覧料金 :常設展示-無料
      特別展示会―有料(時により違う料金)

NGV美術館の注目されている人気作品を紹介しましょう。

ジャンバテイスタ・テイエポロ.
“クレオパトラの饗宴”1843-44
NGV フェルトン遺産により1933年取得


古代ローマの執政官であったマーク・アンソニーとエジプトの女王クレオパトラの恋愛物語は18世紀ではアーテイストにとって人気のある題材でした。

1743年-1744年に作成されたテイエポロの傑作、“クレオパトラの饗宴”は、西暦77年にプライニーと言う作家の“ナチュラルヒストリー”という話を基に作成されたもので、クレオパトラとマーク・アンソニーのどちらが最も高価なデイナーを提供出来るかの賭けをする場面です。

クレオパトラは最後のデザートのところで、自分が勝つものと信じ込んでいるマーク・アンソニーの誇らしげなそぶりを前に、耳につけた世界で一番高価な真珠のイヤリングとりはずします。そしてテーブルに運ばれた飲み物のグラスのなかに落として飲み干すという劇的な瞬間をテイエポロは描いてます。

グラスの中身は酢、その当時はパールは酢で解けると信じられておりました。その結果、クレオパトラはたった一人分のデイナーでも既にマーク・アンソニーが提供した数々のデイナーよりもずーと高いデザートを提供して悠々と賭けに勝ちます。

案内資料提供:Takako Routledge
(ビクトリア国立美術館NGV初の日本人ガイド、生け花学習中。和出展予定)



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11 February 2019

メルボルン観光案内(1)



10 Things to Do in Melbourne by Shoso Shimbo

メルボルン在住の私たちがお勧めするメルボルンの魅力満載の観光スポットをご紹介します。メルボルン生け花フェスティバル参加のためにメルボルンで数日過ごされる方々に参考にしていただければ幸いです。観光ガイドに載っていない場所もたくさん見つかることでしょう。

1、St Patric Cathedral 
ゆっくり見学してほしいカテドラルです。規模、格式ともメルボルンで最高でしょう。コンサートも頻繁に開催されていますので、都合がついたら、心洗われるひと時をどうぞ。音響の素晴らしさは格別です。

2、Rippon Lea Estate
古いマンションや英国風の庭に関心のある方でしたら、きっと満足していただけることでしょう。庭でピクニックもオススメです。映画の撮影にもよく使われるナショナル・トラストの建物です。実は、私たちの結婚式もここでした。

3、Hanabishi Restaurant
メルボルンのトップクラスの和食レストラン。常連のお客様にはメルボルンを訪れる日本人著名人が多数いらっしゃいます。私の生け花が常設されています。お勧めはバラマンディの塩釜焼き。少々高価ですが、おそらく世界でここでしか食べられないでしょう。淡水魚バラマンディはオーストラリアの名魚。かつては結婚式などに欠かせない格式ある魚でした。かすかに甘みのある淡白な味わいをお楽しみ下さい。

4、Williamstown 
メルボルン市内からフェリーで約1時間。古い港町です。散歩に最適。古い教会、工芸店、骨董店や本屋も覗いてみて下さい。海を隔てて眺めるメルボルン市街地の景色は最高。絵葉書にしたくなるような写真が撮れます。かつてメルボルンとどちらが州都になるべきかと争ったことがあります。オーストラリアの人気メニュー、Fish & Chips を一度食べてみたいという勇気のある方はこの街で試してみてはいかがでしょう。紙に包んで持ち帰りのできる店のものが本格的なFish & Chipsです。

5、Arbory Bar 
メルボルンには素敵なバーがたくさんあります。https://www.timeout.com/melbourne/bars/the-best-bars-in-melbourne
メルボルンで最も有名な建物、フリダース・ストリート駅とヤラ川の間に細長く延びるこのバー、長さではメルボルンで一番だそうです。先日、美術館に出かけた帰りに立ち寄ったところ、たちまち私たちのお気に入りになりました。川の流れを眺めながらワインを傾ければ話が弾みます。

6、Pt Leo Estate
海が見えるぶどう畑、彫刻公園、ワイナリー&レストランと何をとっても最高レベルの贅沢さ。現代彫刻中心のコレクションは、私の彫刻の先生、Jon Eisemanを含むオーストラリア彫刻界の代表的なアーティストからTony Cragg, Jaume Plensa といった国際的なアーティストまで。Akio Makigawa やNY在住の好青年、Tomokazu Matsuyamaなどの日本人彫刻家の素晴らしい作品も含まれています。よくぞ個人でここまで収集できたものだと感心してしまいます。Barの庭では時おり、ライブ音楽をやっています。歌手のレベルがこれまた一流。ロゼなど飲みながら、豊かな時間が流れるのを味わっていただけるでしょうか。私にとっては是非ともお勧めしたいメルボルン最高の観光名所です。花展に参加される方々向けのツアーにも、この名所は外せません。

7、European Cafe
カフェ・カルチャーというのでしょうか。メルボルンはカフェの多い街です。一つ一つの店が特徴のある空間を提供し、凝ったインテリアデザインが楽しめます。市内やその近辺をぶらりと歩けば、いたるところで特徴のあるお店を見つけられることでしょう。私のお勧めは州議事堂近くのこのカフェ。一歩店に入るとヨーロッパの古い映画のセットに入り込んだような気分を味わえます。

8、Capital City Trail
ヤラ川沿いや、その周辺には散歩コースがたくさんあります。市内プリンセス・ブリッジから歩き出すと、植物園もすぐ近くです。時々枝ものが落ちていることがありますので、私は散歩の際にはいつも小型の鋸をポケットに。もちろん歩道沿いの木の枝を切ったりしてはいけません。


9、Vasette
メルボルンで一番の花屋さんを覗いてみたいという方もあるのでは?定評ある花屋さんで、重要なイベント装花のほとんどを手がけているダントツのお店です。店自体は小規模ですが、近くに多くのスタッフが働いているスタジオ、また2階に事務所があります(通常、事務所などは見学できません)。電話注文受付担当の方が5、6名。ケージに入れられた鶏のように並んで電話で話し込んでいるのを見た時は、感心したものです。展覧会用の花をここで仕入れることもできます。市場などより若干高価ですが、種類も豊富で、品質は安心です。珍しい花材やどうしても欲しい花材があったら、ここで確保しておくと安心でしょう。

10、Benetts Lane Jazz Club
ジャズファンにお勧めします。オーストラリアのミュージシャンはもちろんグラミー賞レベルの方も登場します。それでいて料金はお手頃。Rydges ホテルからは歩いて5分ほどですが、分かりにくい場所ですので、一人では行かないで下さい。

11、SBS World News
観光名所ではないですが、オーストラリアの社会文化の一側面を知っていただきたく、お勧めしたいテレビのニュース。毎日6時半から30分です。20代の頃、留学生として初めてオーストラリアにやってきて驚いたことはたくさんありましたが、その一つはジャーナリズムのレベルの高さ。この番組を見て、「日本のマスコミはあれじゃいかんだろう」と情けないような気持ちを味わったことを思い出します。

新保 逍滄
http://ikebana-shoso.blogspot.com
http://www.shoso.com.au
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